労務コラム

ワークライフハーモニーを実践してみたら、いきなり壁にぶつかりました。

2026.06.15
ワークライフハーモニーを実践して壁にぶつかった体験

前回、「ワークライフハーモニー」という考え方について話しました。

仕事と生活を分けて、バランスを取るのではありません。

生活を充実させることで、仕事の質を上げる。

仕事の質が上がることで、生活もさらに豊かになる。

そういう「調和」を目指す考え方です。

ワークライフバランスが、仕事と生活を天秤にかける考え方だとしたら、ワークライフハーモニーは、仕事と生活を響き合わせる考え方です。

いい考え方ですよね。

私自身も、これはこれからの働き方にかなり必要になると感じています。

ただ、実際にやってみると、思ったより難しかったです。

今日はその話をします。

「休みが楽しみだから仕事を頑張れる」は、簡単ではありません。

ワークライフハーモニーの実践で大事になる一つの要素は、休みの充実です。

次の休みに、これをやりたい。

この予定があるから、平日の仕事を効率よく終わらせたい。

土日にしっかり楽しみたいから、平日にダラダラ残業しない。

こういう流れが作れると、仕事と生活がうまく回り始めます。

  • 家族とバーベキューに行く(欧米っぽい)。
  • 趣味の時間をしっかり取る。
  • 自然の中で体を動かす。
  • 旅行に行く。
  • 読書や学び直しをする。

そういう「楽しみな休み」があると、仕事のやり方も変わります。

でもですね、、、

いざ自分でやってみると、ここが意外と難しいのです。

日曜日の朝、いきなりスマホに負けました。

ぼくの場合、ランニングをよくします。

トレイルランニングをやっているので、週末に山を走ることもよくあります。

なので、自分ではワークライフハーモニーを作りやすいタイプだと思っていました。

休みに走る楽しみがある。

だから平日の仕事を効率よく終わらせられる。

そういう流れは、作りやすいはずです。

では、実際どうだったか。

日曜日の朝、7時くらいに起きました。

今日は仕事をしないと決めていました。

ランニングに行く予定にしていました。

では、布団からすぐに起きて、「この日のために平日がんばってきたんだ!」とワクワクできたか。

できませんでした。

眠いな……。

もう少し寝たいな……。

そう思いながら、スマホを触ってしまいました。

気づいたら、1時間くらい経っていました。

ワークライフハーモニー実践1日目にして、いきなりスマホに負けたわけです。

走り始めると、ちゃんと楽しくなります。

とはいえ、このままではダメだと思って、外に出ました。

走り始めると、だんだん楽しくなってきます。

これは、いつもの感覚です。

体が温まってくる。

呼吸が整ってくる。

頭の中も少しずつ整理されていく。

やはりランニングはいいです。

走っている途中で、「ああ、こういう時間のために平日をがんばるというのは、たしかにアリかな」と感じました。

休日にこういう時間があるから、仕事を早く終わらせる意味が出てくる。

土日に仕事を持ち込まないように、平日の段取りを見直そうと思えます。

ここには、ワークライフハーモニーの可能性を感じました。

でも、感じたのはあくまで、うすーい可能性。

そして、同時にこうも思いました。

これは、ひとりで勝手に身につくものではないですね、と。

休日の質は、意識しないと上がりません。

ここが今回の発見です。

ワークライフハーモニーという考え方を知らないと、自分の休日の質を見直すことはなかなかありません。

なんとなく休む。

なんとなくスマホを見る。

なんとなく動画を見る。

なんとなく寝る。

それで日曜日が終わります。

もちろん、疲れているなら休むことは大事です。

何もしない時間が必要なときもあります。

でも、それだけでは仕事の生産性を上げるほどの「生活の充実」にはなりにくいです。

休みが、ただの回復時間で終わってしまいます。

ワークライフハーモニーで大事なのは、休みを「消費」ではなく「投資」に変えることです。

  • 体を整える。
  • 感性を広げる。
  • 人との関係を深める。
  • 新しい経験をする。
  • 自分の中にエネルギーが戻ってくる時間を作る。

そういう休日になって初めて、仕事にもいい影響が出てきます。

「いい休日」は、自然には生まれません。

ここは多くの人が見落としがちです。

いい休日は、勝手にやってきません。

待っていても、だいたいスマホと布団に吸い込まれます。

これは意志が弱いという話だけではありません。

現代は、何もしなければ可処分時間が奪われるようにできています。

スマホを開けば、SNSがあります。

動画があります。

ニュースがあります。

通知があります。

気づいたら、1時間、2時間が消えています。

だからこそ、休日にも設計が必要です。

朝起きたら何をするのか。

どこに行くのか。

誰と過ごすのか。

何を体験するのか。

休みの日に何を残したいのか。

そこまで考えておかないと、休日はすぐに流れていきます。

仕事の予定はきっちり入れるのに、休日の予定は雑に扱う人が多いです。

でも、ワークライフハーモニーを作るなら、休日こそ大事に設計したほうがいいです。

ワークライフハーモニーは、すぐには体感できません。

今日やってみて感じたのは、ワークライフハーモニーは、1日で身につくものではないということです。

考え方としては、とてもいい。

でも、知った瞬間に人生が変わるわけではありません。

実践して、すぐに素晴らしさが分かるものでもありません。

うまくいかなかった部分に気づく。

休日の使い方を少し変える。

平日の仕事の進め方も見直す。

また休日に試してみる。

こういう繰り返しが必要です。

ぼくも、1日目から完璧にできたわけではありません。

むしろ、朝からスマホを触って、普通に失敗しています。

でも、その失敗に気づけたことが大きいです。

「自分は本当に、この休日を楽しみにして平日を過ごしていたのか」

「この休日は、仕事の生産性を上げるほど充実していたのか」

「もっとよい休み方があるのではないか」

こう考えられるようになっただけでも、かなり前進です。

まずは「次の休みに何をしたいか」を決めましょう。

ワークライフハーモニーを始めるなら、難しいことを考えすぎなくていいです。

まずは、次の休みに何をしたいかを決めましょう。

できれば、スマホや動画で時間を溶かすものではなく、自分の状態が上がるものがいいです。

  • 体を動かす。
  • 自然に触れる。
  • 家族と出かける。
  • 本を読む。
  • 料理をする。
  • 行ったことのない場所に行く。
  • 誰かとゆっくり話す。

小さくていいです。

大きなイベントである必要はありません。

大事なのは、「その予定があるから、平日の仕事を整えよう」と思えるかどうかです。

次の休みに楽しみがある。

だから、今週の仕事を早めに片づける。

だから、無駄な会議を減らす。

だから、段取りを見直す。

だから、集中して働く。

この流れができると、仕事と生活が少しずつ響き始めます。

まとめます。

ワークライフハーモニーは、仕事と生活を調和させる考え方です。

生活を充実させることで、仕事の生産性を上げます。

仕事の生産性が上がることで、生活もさらに充実します。

ただし、実践は思ったより難しいです。

休日は、何も考えないとすぐに流れていきます。

スマホに吸い込まれます。

布団から出られません。

なんとなく休んで、なんとなく終わります。

だからこそ、休日にも設計が必要です。

「次の休みに何をしたいか」

まずはここから決めてみましょう。

その予定が、平日の働き方を変えるきっかけになります。

ワークライフハーモニーは、すぐに完成するものではありません。

でも、意識して続けていけば、仕事も生活も少しずつよくなっていくはずです。

ぼくもまだ実践1日目です。

意外と難しいです。

でも、この考え方はかなり可能性があります。

仕事と休みを奪い合うのではなく、響き合わせていきましょう。

コツコツ、いい休日を作っていきましょう。

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